卷第卌五
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朝臣有穂?勘解由次官兼伊勢権介惟良宿祢高尚等、並従五位上。
外従五位下行典薬助物部朝臣内嗣?散位和気朝臣時人?主殿権助菅原朝臣永津?助教浄野朝臣宮雄、散位正六位上有名王?源朝臣希?源朝臣當元?藤原朝臣時佐、兵部大丞正六位下平朝臣元世?民部大丞清原真人常岑?左近衛将監藤原朝臣連並?式部大丞八多朝臣常永?散位橘朝臣秋宗?右近衛将監藤原朝臣安利?大蔵大丞藤原朝臣益秀?主殿助藤原朝臣末並?大蔵大丞伴宿祢忠行、散位正七位下佐伯宿祢春滝?葛江我孫良津等、並従五位下。
大外記正六位上巨勢朝臣文宗?左近衛将監大蔵宿祢広勝?左大史丸部臣百世?皇太後宮少進坂合部宿祢春恒?散位佐伯直清氏等、並外従五位下。
廿四日乙卯。
延廿僧於仁壽殿修法。
限五日訖。
廿五日丙申。
霧気晦合。
廿六日丁巳。
停監護左右馬寮左右兵庫之事。
遣内舎人等、賚勅符木契、喚還固守三関使。
」授四品新子内親王三品。
従四位下諱女王《中宮（班子）》従三位。
正五位下善宗女王、無位■子女王?正子女王、並従四位下。
無位良岑朝臣周子?「菅原朝臣周子」?菅原朝臣類子?佐伯宿祢海子?大中臣朝臣式子等、並従五位下。
無位稲城丹生公真秀、正七位下丈部直松子。
粟田朝臣直子等、並外従五位下。
廿七日戊午。
固近江関使中務少輔従五位下在原朝臣弘景還奏開関狀。
廿八日己未。
天皇遷自東宮、禦内裏仁壽殿。
自天皇入東宮、諸衛厳警。
是日解厳。
帝未遷禦之前、遣右大弁橘朝臣広相清宮。
諸陵助正六位上林朝臣忠範、率所司、行掃除之事、裁樹種竹、布沙控水、效承和天子（仁明）之舊風。
忠範性有風流。
故使之矣。
夜親王公卿侍殿上。
三月壬戌朔。
固伊勢関使散位従五位上源朝臣建解関復命。
二日癸亥。
固美濃関使散位従五位上藤原朝臣有文解関復命。
」先是、遣使修造伊勢大神宮。
是日、下知伊賀?伊勢?尾張?參河?遠江等國司曰。
廼者有太上天皇遜位之事。
斎内親王出於野宮。
暫停雇送神宮之工夫。
三日甲子。
禦斎焼燈、一依舊儀。
」威儀師一人、率西大寺僧廿五人、奉為天皇、転念金剛般若経五十巻?延命真言一萬遍、録其事由、詣闕進獻。
奉賀踐祚也。
襖子一領賜威儀師。
四日乙醜。
廻■吹壊左仗頭燃火屋。
五日丙寅。
喚左右馬寮十列細馬於仁壽殿東庭覧之。
」授従四位下操子女王従三位。
」山城國言。
木連理。
八日乙醜。
無位遂良王、賜姓平朝臣。
仲野親王孫、従四位上潔世王之子也。
九日庚午。
辰時雷雨、陣諸衛於殿前。
六府官人已下、賜祿有差。
」以散位従五位下源朝臣■（泊?舊？）?従五位下源朝臣當時、並為侍従。
従五位下源朝臣希為内蔵助。
二品行兵部卿本康親王為式部卿。
従五位下守右少弁藤原朝臣佐世為大學頭、右少弁如故。
正三位行中納言在原朝臣行平為兼民部卿。
四品守弾正尹兼行上野太守惟恒親王為兵部卿、上野太守如故。
散位従五位上源朝臣建為少輔。
従五位下清原真人有道為大蔵少輔。
散位従五位下在原朝臣一貫為掃部頭。
大納言正三位藤原朝臣冬緒為兼弾正尹。
散位従五位下安倍朝臣肱主為少弼。
従五位下守大判事兼行明法博士惟宗宿祢直宗為勘解由次官、餘官如故。
従四位下行内蔵頭和気朝臣彜範為山城守。
散位従五位上藤原朝臣有文為伊勢権守。
従五位下南淵朝臣興世為介。
従五位下行民部大丞清原真人常岑為尾張守。
散位外従五位下丈部造氏吉為遠江介。
縫殿頭従五位下春澄朝臣魚水為駿河守。
兵部少輔従五位下藤原朝臣當興為甲斐守。
外従五位下行園地正新田部宿祢安河為武蔵介。
四品貞固親王為常陸太守。
散位従五位下坂上大宿祢良助為近江大掾。
従五位下藤原朝臣有令為信濃介。
伊勢権守従五位上安倍朝臣興行為上野介。
散位源朝臣保為若狹守。
従四位下行右中弁兼大學頭紀伊守巨勢朝臣文雄為越前守。
従五位上源朝臣雙為権介。
雙、五年二月任、丁母憂解職、今奪情復之。
従五位下行左大臣家令伴宿祢枝雄為丹波介。
従五位上行大蔵少輔嶋田朝臣善宗為因幡守。
外従五位下行左近衛将監大蔵宿祢広勝為出雲権介。
従五位下行式部大丞八多朝臣常永為美作守。
散位従五位上源朝臣加為備前権守。
右衛門権佐従五位上藤原朝臣有穂為権介、本官如故。
弾正少弼従五位下藤原朝臣最実為備後守。
散位外従五位下平群臣春雄為介。
従五位下行内蔵助南淵朝臣良臣為阿波介。
従五位下守左近衛少將藤原朝臣高藤為讃岐介、少将如故。
散位従五位上興我王為築前権守。
従五位下行左近衛将監藤原朝臣連並為左馬助。
従五位上左馬助安倍朝臣三寅為鎮守将軍。
十三日甲戌。
天皇外祖父故従五位上藤原朝臣総継?外祖母正五位下藤原朝臣數子、並贈正一位。
十五日丙子。
夜大雷雨、震常住寺塔。
火自第五層起、延焼講堂?金堂?鐘樓?経蔵?歩廊?中門、一時蕩盡。
十九日庚辰。
大雨。
」奉充太上天皇封二千戸。
廿一日壬午。
正三位行中納言兼民部卿在原朝臣行平奉表、請罷民部卿曰。
臣行平、伏奉今月九日詔旨、以臣為民部卿。
恩暄冬日、懼切春氷。
三省而慚、一身無■。
臣謹検、人民損益、倉庫盈虛、雖繋國吏之常憂、復関所司之明察。
故既往任此職者、皆是詳通政事、広踏吏途。
僉曰之容、具贍所屬而已。
臣累佩銀魚、久忍屍素。
縦期粉骨、已無才智之可施、空叩丹心、唯有老病之相迫。
上畏玄鑒、下愧蒼生。
伏願、陛下曲廻聖恩、罷臣所職、勿俾微臣為天工之盜、機要為閑曠
外従五位下行典薬助物部朝臣内嗣?散位和気朝臣時人?主殿権助菅原朝臣永津?助教浄野朝臣宮雄、散位正六位上有名王?源朝臣希?源朝臣當元?藤原朝臣時佐、兵部大丞正六位下平朝臣元世?民部大丞清原真人常岑?左近衛将監藤原朝臣連並?式部大丞八多朝臣常永?散位橘朝臣秋宗?右近衛将監藤原朝臣安利?大蔵大丞藤原朝臣益秀?主殿助藤原朝臣末並?大蔵大丞伴宿祢忠行、散位正七位下佐伯宿祢春滝?葛江我孫良津等、並従五位下。
大外記正六位上巨勢朝臣文宗?左近衛将監大蔵宿祢広勝?左大史丸部臣百世?皇太後宮少進坂合部宿祢春恒?散位佐伯直清氏等、並外従五位下。
廿四日乙卯。
延廿僧於仁壽殿修法。
限五日訖。
廿五日丙申。
霧気晦合。
廿六日丁巳。
停監護左右馬寮左右兵庫之事。
遣内舎人等、賚勅符木契、喚還固守三関使。
」授四品新子内親王三品。
従四位下諱女王《中宮（班子）》従三位。
正五位下善宗女王、無位■子女王?正子女王、並従四位下。
無位良岑朝臣周子?「菅原朝臣周子」?菅原朝臣類子?佐伯宿祢海子?大中臣朝臣式子等、並従五位下。
無位稲城丹生公真秀、正七位下丈部直松子。
粟田朝臣直子等、並外従五位下。
廿七日戊午。
固近江関使中務少輔従五位下在原朝臣弘景還奏開関狀。
廿八日己未。
天皇遷自東宮、禦内裏仁壽殿。
自天皇入東宮、諸衛厳警。
是日解厳。
帝未遷禦之前、遣右大弁橘朝臣広相清宮。
諸陵助正六位上林朝臣忠範、率所司、行掃除之事、裁樹種竹、布沙控水、效承和天子（仁明）之舊風。
忠範性有風流。
故使之矣。
夜親王公卿侍殿上。
三月壬戌朔。
固伊勢関使散位従五位上源朝臣建解関復命。
二日癸亥。
固美濃関使散位従五位上藤原朝臣有文解関復命。
」先是、遣使修造伊勢大神宮。
是日、下知伊賀?伊勢?尾張?參河?遠江等國司曰。
廼者有太上天皇遜位之事。
斎内親王出於野宮。
暫停雇送神宮之工夫。
三日甲子。
禦斎焼燈、一依舊儀。
」威儀師一人、率西大寺僧廿五人、奉為天皇、転念金剛般若経五十巻?延命真言一萬遍、録其事由、詣闕進獻。
奉賀踐祚也。
襖子一領賜威儀師。
四日乙醜。
廻■吹壊左仗頭燃火屋。
五日丙寅。
喚左右馬寮十列細馬於仁壽殿東庭覧之。
」授従四位下操子女王従三位。
」山城國言。
木連理。
八日乙醜。
無位遂良王、賜姓平朝臣。
仲野親王孫、従四位上潔世王之子也。
九日庚午。
辰時雷雨、陣諸衛於殿前。
六府官人已下、賜祿有差。
」以散位従五位下源朝臣■（泊?舊？）?従五位下源朝臣當時、並為侍従。
従五位下源朝臣希為内蔵助。
二品行兵部卿本康親王為式部卿。
従五位下守右少弁藤原朝臣佐世為大學頭、右少弁如故。
正三位行中納言在原朝臣行平為兼民部卿。
四品守弾正尹兼行上野太守惟恒親王為兵部卿、上野太守如故。
散位従五位上源朝臣建為少輔。
従五位下清原真人有道為大蔵少輔。
散位従五位下在原朝臣一貫為掃部頭。
大納言正三位藤原朝臣冬緒為兼弾正尹。
散位従五位下安倍朝臣肱主為少弼。
従五位下守大判事兼行明法博士惟宗宿祢直宗為勘解由次官、餘官如故。
従四位下行内蔵頭和気朝臣彜範為山城守。
散位従五位上藤原朝臣有文為伊勢権守。
従五位下南淵朝臣興世為介。
従五位下行民部大丞清原真人常岑為尾張守。
散位外従五位下丈部造氏吉為遠江介。
縫殿頭従五位下春澄朝臣魚水為駿河守。
兵部少輔従五位下藤原朝臣當興為甲斐守。
外従五位下行園地正新田部宿祢安河為武蔵介。
四品貞固親王為常陸太守。
散位従五位下坂上大宿祢良助為近江大掾。
従五位下藤原朝臣有令為信濃介。
伊勢権守従五位上安倍朝臣興行為上野介。
散位源朝臣保為若狹守。
従四位下行右中弁兼大學頭紀伊守巨勢朝臣文雄為越前守。
従五位上源朝臣雙為権介。
雙、五年二月任、丁母憂解職、今奪情復之。
従五位下行左大臣家令伴宿祢枝雄為丹波介。
従五位上行大蔵少輔嶋田朝臣善宗為因幡守。
外従五位下行左近衛将監大蔵宿祢広勝為出雲権介。
従五位下行式部大丞八多朝臣常永為美作守。
散位従五位上源朝臣加為備前権守。
右衛門権佐従五位上藤原朝臣有穂為権介、本官如故。
弾正少弼従五位下藤原朝臣最実為備後守。
散位外従五位下平群臣春雄為介。
従五位下行内蔵助南淵朝臣良臣為阿波介。
従五位下守左近衛少將藤原朝臣高藤為讃岐介、少将如故。
散位従五位上興我王為築前権守。
従五位下行左近衛将監藤原朝臣連並為左馬助。
従五位上左馬助安倍朝臣三寅為鎮守将軍。
十三日甲戌。
天皇外祖父故従五位上藤原朝臣総継?外祖母正五位下藤原朝臣數子、並贈正一位。
十五日丙子。
夜大雷雨、震常住寺塔。
火自第五層起、延焼講堂?金堂?鐘樓?経蔵?歩廊?中門、一時蕩盡。
十九日庚辰。
大雨。
」奉充太上天皇封二千戸。
廿一日壬午。
正三位行中納言兼民部卿在原朝臣行平奉表、請罷民部卿曰。
臣行平、伏奉今月九日詔旨、以臣為民部卿。
恩暄冬日、懼切春氷。
三省而慚、一身無■。
臣謹検、人民損益、倉庫盈虛、雖繋國吏之常憂、復関所司之明察。
故既往任此職者、皆是詳通政事、広踏吏途。
僉曰之容、具贍所屬而已。
臣累佩銀魚、久忍屍素。
縦期粉骨、已無才智之可施、空叩丹心、唯有老病之相迫。
上畏玄鑒、下愧蒼生。
伏願、陛下曲廻聖恩、罷臣所職、勿俾微臣為天工之盜、機要為閑曠